クルピタで作っている車用マグネットシートの詳しいところを紹介します。
まず、マグネットですが、1メートル×10メートルの長いロール状にしたマグネットシートを使っています。車との接着は濃い茶色で反対の広告になる面は白色をしております。その白色の部分に文字などを入れて車用マグネットシートを作っていきます。広告面の作り方はマーキングフィルム仕様とプリントシート仕様の2パターンあります。この2パターンの違いについて説明します。マグネットの説明はコチラ
①マーキングフィルム仕様って? | |
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マーキングフィルムとは、簡単に言えば 塩化ビニール製の色んな色のついた薄いシートの裏に粘着のりがついているものです。当店では1メートル幅×10メートルのでロールに巻かれたこんな感じのものを使っております。 ⇒クルピタの取り扱い色 |
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このシートを用途に合わせてカット・加工を施して使用します。当店で使っているシートは屋外耐候5年以上の屋外使用ばっちりのシートとなります。 | |
《なぜ【印刷】ではなくて【カッティング】なの??》 | マーキングフィルムは印刷するのではなく、色のついたシートをカットして使うから印刷と比べて、【発色がキレイ】 【縁がくっきり】 【耐候も長持ち】なのです。 |
《じゃあ、すべてカッティングで作ればいいんじゃあ?》 | おススメのマーキングフィルムですがすべての表現には適していません。発色がキレイなシートですが予め着色してあるシートをカットしますので、見本色以外は出す事ができません。
カットして貼りつけるので2cm角以下の文字は、接着面が少ないため粘着力が弱くなる可能性があるのでおススメできません。 また、着色したシートを使うので写真などの表現が出来ないのと多色の表現が苦手です。(※見本色内の色なら作成は可能ですがコストが上がってしまいます) |
《シートはどうやって作るの?》 | 無地のシートを専用の機械でカットして文字を表現します。 弊社では看板等のサイズにも可能なカッティングマシンを 使用してカットしています。 専用の機械でカットするので、細かい表現もバッチリです |
単色でハッキリと見せたいマグネットシートには 長期耐候でシャープな縁取り、キレイな発色のマーキングフィルムタイプがお勧めです! |
②プリントシート仕様って? | |
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当社自慢の大判インクジェット 横幅2m50㎝あるのです! こちら家庭用インクジェットプリンター |
とっても簡単に言えば、屋外看板に使っている大判インクジェットプリンターで白いシールにプリントします。そしてその上にUVカット効果の入ったラミネート(透明のシールです)を貼り付けます。それをマグネットシートの上に貼り付けます。
「え???大判インクジェットプリンターって、私の家にもあるような、プリンターと同じでってことかな~」と お思いですか??? ハイ、実は…そうです。仕組みは一緒なのです。 C(シアン)水色 この4本のインクを吹き付けて、写真やイラスト、文字などを |
家庭用インク
当社インク |
家庭用インクは7㎝程度の大きさですが、当社のプリンターのインクは 横幅35㎝もあるビッグなインクです。 このビッグなインク、当社ではエコソルマックスというものを使っております。 入っているインクは 「溶剤インク」です。 「溶剤インク」って??? 水や光に強いインクです。 業務用の大判インクジェットプリンターでよく使われているインクです。 屋外サインや横断幕など幅広い用途で活用されています。 当店では、発色がキレイで、耐候性にも優れた、エコソルベント系インク『ECO-SOL MAX』を使用しています。 ECO-SOL MAXインクは、ニオイが少なく、屋内外問わず利用できる人にも環境にも優しい低溶剤系インクです。 屋外用のインクを使っているので、これだけでも 充分、屋外使用OKなのですが、さらにUVカット効果のある ラミネートを貼り付けております。 これは傷がつかないよう保護すると共に さらにインクが長持ちするように貼っています。 |
「うーん、インクとラミネート加工で屋外でも長持ち!ってのは わかったけど…屋外用のインクを使って、紙にプリントしているの?紙だったら、外ではもたないんじゃないの?」 |
ハイ、紙だと雨に濡れたら破れてしまいますよね~ ラミネート加工してるから紙でも大丈夫!ってことはありません。 端っこから水、入ってきますもんね。 もちろん、紙ではありません。塩ビシートと呼ばれるものに プリントしています。塩化ビニル樹脂を主原料としているので 雨でも安心なのです。 外で使っても大丈夫なインクと、外で使っても大丈夫なシート。 |
ラミネートって何? | 写真やプリンタ出力後の印刷物の表面に薄いフィルムを貼る加工の方法です。ラミネートの種類にはホットラミネート(パウチ)とコールドラミネートがあります。用途や素材によって使い分けられます。 |
ホットラミネートとコールドラミネートの違い | ホットラミネートは、フィルムに90~160℃の熱を加えながらロール圧力をかけ、紙などの素材にフィルムを張り合わせ密封します。フチをつけてしっかり両面を加工する方法です。コールドラミネートは、低い温度(常温)で、裏面に接着剤を塗布したフィルムの裏紙をはがしながら、印刷物と一緒ロール圧力をかけ、貼っていく加工方法です。ホットラミネートに比べて、熱を使わないので、インクへの影響がありません。なので、インクジェット出力の加工に適してます。 なので…クルピタのマグネットに使用しているのは、インクへの影響がない、「コールドラミネート」です。 |
どんなラミネートがあるの? | ラミネートにはグロスラミネート(艶あり)とマットラミネート(艶なし)の2種類あります。グロスラミネートの特徴は、表面がピカピカの光沢感があり、写真やイラストが鮮やかに見えます。 マットラミネートの特徴は、反射を抑えて。ライトが当たり、反射を避けたい時はマットラミネートがおすすめです。 UVカットなど性能面はグロスラミネート・マットラミネート共に同じですが、仕上がりが大きく変わります。 |
なぜラミネートをするの? | 印刷物を保護し、紫外線による色あせを防ぎ、雨にぬれても色落ちすることがなく、ほこりや傷から守ります。 ラミネートすることで、外見の美しさ・高級感が増し、更に厚みが増して耐久性もUP。よごれや破れを防ぎ、印刷物を守ることができます。 UVカットしているので屋外での使用も退色・変色の心配がありません。 |
細かい色や線、文字、写真、イラストがあるタイプはプリント仕様になります。 (DICカラー、金、銀や蛍光といった色の表現はできません) |
マグネットについて | |
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マグネットの厚み | 0.4ミリ厚 0.6ミリ厚 0.8ミリ厚 1.0ミリ厚 が多く出回っております。 |
0.4ミリ厚 |
お家の冷蔵庫にピタッと貼って そうそう、給食だよりとかはさみますよね~1枚ならOKですが、0.4ミリ厚ですと2枚以上になるとスルスル~とずり落ちませんか???なので、クルピタでは0.6ミリ厚を使っております。 ←←←←←←←←←←クルピタの販促マグネット、こんな感じです。 介護タクシー、補聴器屋さんが多いですね~。 |
0.6ミリ厚 |
0.6ミリ厚はこれに使われております。私も免許を取得した、、、、、、20年ほど前はりつけて貼っておりました。教習所から貰ったのですが、走行中に落としてしまったことも。ハイ、車につけて走るのでしたら0.6㎜厚、 ちょっと磁力が弱い、ような気がしますね~ |
0.8ミリ厚 | 0.8㎜厚車用マグネットシート!!!で販売されてるものは0.8㎜厚が主流ですね。これだったら絶対におちない???いいえ、そんな事はありません。デザイン的なくぼみやカーブをライン等を避けていただいて、なるべく平面に貼っていただく、車に貼る前に拭いてもらってゴミ、汚れなどをキレイにはらっていただく、など気をつけていただきたいです。 そんな~面倒だな~そんな方は思い切って車に直接貼って いただくことをオススメします。車に貼ったりはがしたり出来る分、 少し、手間はかかりますね。 |
1ミリ厚 | これは、なかなかお目にかかれません。0.8㎜厚よりも磁力は上なのですが、そう、重いのです。磁力+重さ合わせて考えると0.8㎜厚=1㎜厚くらいの感じです。なので、1.0㎜厚を使って車用マグネットシートを作るマグネット屋さんはみかけませんね~。クルピタでも現在はお取り扱いがございません。 |
異方性マグネット・1ミリ厚 | 車用マグネットシートとして一般的に出回っているのが0.8㎜厚マグネットシート。クルピタのマグネットシートも強力な0.8㎜厚の等方性マグネットシートを使っています。もっと、もっと強力なものが欲しい!そんな方には超!強力、ウルトラマグネットシートの異方性マグネットシートがオススメです。少し別料金がかかりますが、コチラのタイプでマグネットを作成することもできます。 |
マグネットはどれくらいもつの??? | 屋内で使っていれば、半永久的に使えます でも、これが屋外で使用するとなりますと…ほぼ毎日使っていれば、2~3年程度で寿命を迎えます。週に1度程度ですともっと長く持ちます。(使い方も大事ですが…)マグネットは温度の変化が苦手です。暑い⇒寒い⇒暑い⇒寒いを繰り返していると磁力がすこしづつ落ちていきます。暑いって どれくらいまで耐えれるの???⇒マグネットは80度以上は耐えられません。なので、酷暑のボンネットは避けた方がいいですね。より長く使ってもらうためには ①1週間に1度は車からはがす ②車に貼りつける前にキレイに車体とマグネットの接着面を拭く ③車からはがして保管する時は平らな場所に置く(できれば事務机、スチール棚などマグネットがくっつく所に貼りつけておいてください。) ④暑すぎる日は使用を避ける。 ⑤車の平らな部分に貼る(ラインやカーブなどは避けて貼ってください) 少し手間がかかりますが、大事に使っていただければ長持ちします。 |
磁力の比較 | 車用マグネットシート専門のクルピタで取り扱っているマグネットシートの磁力の比較です。 |
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