文字を右から左に向かって書く横書きは一般的に『右横書き(みぎよこがき)』と呼ばれます。
大正から昭和初期の日本語の印刷物や看板・標識、映画のポスター、新聞の見出し、硬貨・勲章の意匠などで使われてきました。
日本語 : 左横書き
語本日 : 右横書き


なぜ昔は右横書きだったのか
日本は長い間、縦に書く『縦書き』が基本でした。巻物・本・手紙・公文書など全てがこの方向に書かれてました。
この伝統的な『縦書き』は、文字は上から下へ、行は右から左へ進みます。文字の書き始めは『右』という感覚が読み書きの前提でした。
また、かつての日本人は左手に巻物を持ち、右手で筆を持ち文字を書く、読むときは左手に巻物を持ち、右手を伸ばして文字を読むのが自然の流れでした。
明治時代以降に西洋文化の影響で横書きが必要になった時に日本人は『縦書きを横に倒せばいい』と考え右に90度に回しました。

書き始めは『右』から、読む流れも『右から左』で違和感のない自然な流れで『右横書き』が定着したようです。
当時は数字やアルファベットなどの使用があまりされていなかったので『左横書き』の必要性がなく『右横書き』でもよかったのですが、戦後の欧米の言語(英語)の普及、タイプライターや印刷機の影響、理工系・技術文書の増加、国際化により『左から右』に文字が進む数字やアルファベットが多く使われるようになりました。
アルファベット ⇒ KURUPITA
数字 ⇒ 0745-70-5840
このように、文字の流れる方向を合わせる必要が生じて現代の『左横書き』が定着しました。
『右横書き』は現在の日本語の正書法(語の書き表し方の規則)では推奨されていませんが、レトロ表現や歴史的再現、デザイン目的で使用されることもあります。
よくある例ではトラックや業務用車両の右側面の文字デザインです。
停車している時は認識しにくいですが、走り出すと車の進行方向順に文字が現れてパラパラ漫画のような見え方で読みやすいと感じる人もいらっしゃるようです。

クルピタでは通常は右横書きのデータは作成しておりませんが、お客様からご要望があれば対応可能です。
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