マグネット看板の印刷

マグネット本舗クルピタで使用しているマグネット看板はマグネットシートに[印刷した塩ビステッカー]または[切り文字シート]を貼る事でマグネット看板を作成しています。看板印刷についてそれぞれの特性などご紹介。

印刷イメージ

マグネット看板印刷の種類

マグネットシートを看板として使用する為の表現方法には写真などのフルカラー表現が得意なインクジェット印刷や色の劣化が少ないマーキングフィルム、大量生産が得意なシルクスクリーン印刷、様々な素材に印刷可能なUV印刷などのダイレクトプリントなど色々な手法があります。

インクジェット印刷

インクを直接メディアに吹き付けて印刷する方式の印刷。身近なプリンターとしては家庭用プリンターの多くがこの方式です。当店では看板用に屋外での使用に特化した10色インクで色の再現性がとても高い屋外広告用のプリンターと、擦過性・耐候性に優れたラテックスインク仕様のプリンターを資材や商品に合わせて使い分けています。

インクジェット印刷

マーキングフィルム(切り文字)

屋外用の看板で文字表現でよく使われる切り文字シート(マーキングフィルム)。色付きのシートを文字や絵柄の形にカッティングし、看板や窓・マグネットシートなどに貼って絵柄を表現します。マーキングフィルム自体が高い耐候性があり色褪せなどが少ないので長期間使う事ができます。マグネット本舗クルピタではマーキングフィルムの中でも[短期・中期・長期]仕様がある中で[長期]仕様の高品質シートを利用しています。

切り文字シート

シルクスクリーン印刷

メッシュ状の特殊な版を作成し、版にインクを通して素材に直接インクを刷り込む印刷方法。インクが厚く、発色もキレイでしっかりと定着すると耐久性も優れています。反面単純なデザイン表現は上手ですが細かい表現が苦手な事、版を作る工程や乾かす時間など行程が多い為納期が長くなる事、印字したい色ごとに版を作る必ロ要がある事でコストパフォーマンス的に小ロットでの作成には向いていません。車用看板は2枚での注文が多い事や細かな表現が苦手な為、版を作って作成するシルクスクリーン印刷は当店では取り扱っておりません。

シルクスクリーン印刷

UV印刷

紫外線を照射してインクを瞬時に硬化する事のできる印刷方法。多くの素材に直接印刷できる事と乾燥工程などが不要で発色もキレイな印刷。ただ、屋外でも使用可能ですが約1年程度という事、硬化したインクが割れやすく、インクジェット印刷などと比べて擦過すると硬化したインク自体が剥がれてしまう事があります。当店では屋外利用がメインのマグネットシート看板なので使用していません。

UVプリント

マグネット本舗クルピタでは写真や色の表現がキレイで屋外耐候の高い[塩ビステッカーへのインクジェット印刷]と長く発色の変わらない看板が作れる[切り文字(マーキングフィルム)]の2種類の印刷表現を使用しています。

塩ビステッカーと切り文字シート違い

切り文字とフルカラー印刷

マグネット本舗クルピタでは塩ビステッカー出力と切り文字シート表現を[フルカラー印刷(塩ビステッカー仕様)][単色印刷(切り文字シート仕様)]と呼び分けてご注文を承っています。ご希望の内容をお知らせ頂ければお客様のご要望に合った仕様をご提案させて頂いています。

塩ビステッカー(フルカラー印刷)

フルカラー印刷マグネットシート

塩ビステッカーにインクジェット印刷を行い、その上からラミネート加工を施した屋外看板耐候のステッカーシールをマグネットシートの上に貼って長期高耐候のマグネットシート看板に仕上げています。ラミネートは紫外線による退色を防ぎ表面が傷つきにくくなります。
塩ビステッカーの耐候年数は4年となっています。ただこれはシートの使い方によって大きく前後します。

切り文字シート(単色印刷)

切り文字マグネットシート

色付き屋外用シートを文字の形にカッティングし、[リタックシート]というシートを利用してマグネットシートに転写します。切り文字シート自体が看板用で使われ、色の退色が少ないシートです。クルピタでは特殊仕様を除くと白色を含めた全19色からお選び頂けます。全切り文字シートの耐候年数は5年と高耐久なので長くお使い頂けます。

マグネット本舗クルピタでは長期仕様のシートですが、短期仕様の場合は約1年ぐらいが耐候年数となります。もちろん短期仕様であれば安く作れるのでご利用が数カ月なのであれば短期シートもアリかもしれません。ただ、[より良い品質を目指す]当店では短期シートの取り扱いはございません。

切り文字とフルカラー印刷どちらが色褪せない?

実際に切り文字シートや塩ビフルカラー印刷の色の退色についてのテストをしてみました!
塩ビステッカーのラミネート加工無し/塩ビステッカーのUVラミネート(グロスとマット)/マーキングフィルムの4つで設置場所は朝から昼過ぎまで日差しが直接当たる場所にシートを置いて実験! 

切り文字と塩ビ出力比較スタート

①2022年テスト開始

切り文字と塩ビ出力比較3ヶ月

②3ヶ月後:まだ色に変化見られません

切り文字と塩ビ出力比較6ヶ月

③6ヶ月後:まだ変化は見られない

切り文字と塩ビ出力比較12ヶ月

④12ヶ月後:塩ビのラミ無しの黄色が薄くなってきました!※塩ビグロスラミが薄く見えるのは光の加減です

切り文字と塩ビ出力比較24ヶ月

⑤24ヶ月後:若干ですが塩ビラミ無しの黒も薄くなった?

切り文字と塩ビ出力比較36ヶ月

⑥36ヶ月後:緑色と赤もよく見比べると塩ビラミ無しは薄くなってきた気がする。

全体的に撮影日の天気の具合などで色目が分かりにくいですが、色が変化して見えるのはフルカラー印刷[ラミネート加工無し]の分だけでラミネート加工を施したフルカラー印刷やマーキングフィルム(切り文字)の色は3年経っても大きな色の変化はありませんでした!
ラミネート加工ってすごいですね~。切り文字シートもさすが看板用です!
当店ではフルカラー印刷は全て無料にてラミネート加工込みなのでフルカラー印刷でも切り文字シートでも安心して長くお使い頂けます!

ステッカーシールの思わぬデメリット

多くのマグネットシート販売店では[塩ビステッカー貼付け仕様]のマグネットが主流です。
なぜならフルカラーの塩ビステッカー印刷仕様の方がデザインでの表現の自由度が高い事や、商品作成の際の工程が簡単など塩ビステッカーの利点が多いからです。
利点の多いフルカラーステッカー仕様ですが、当店では単色の文字だけの表現の場合は切り文字シートタイプのマグネットをお勧めしております

フルカラー仕様(塩ビステッカー貼付け)の場合、マグネットシートの全面にラミネート加工をしたステッカーを貼る事になります。この塩ビステッカーとラミネートは寒暖の差などによって少しずつ収縮する性質があります。
このシートの収縮自体は小さな事なのですが、マグネット全体に貼られたステッカーが収縮するとマグネットシートが引っ張られてマグネットシート看板の端から少しずつ反ってきてしまうのです。
毎日こまめに取り外して室内で貼り付けて保管(貼り付ける所がない場合は、磁力面どおしを合わせて平な所に置いてください)していただくと、反りも少ないですが貼りっぱなしや保管の歳に磁力面を接着せずに保管していますと顕著に反ってしまいます。

塩ビマグネットの反り
シートの収縮

当店では出来るだけマグネットシートが反ってこないようにする為にフルカラー印刷に使用する塩ビステッカーやラミネートは[長期]仕様のシートを利用しています。
安いシートや短期や中期仕様のシートなど多くのメーカーのシートを試してみましたが現在の仕様のシートが反りが少なく発色もキレイと自負しています!
ただ、それでも反り自体が0になる事はありません。

なので当店では文字だけのデザインであれば反りも少なく、色褪せも無い切り文字仕様のマグネットシートで作成させて頂いております。また、フルカラー仕様の場合でも[長期]の塩ビステッカーを利用する事で反りを抑えた商品をご提供しています!

ステッカーと切り文字の反射仕様

塩ビステッカー仕様と切り文字シート仕様どちらのシートも反射タイプの素材がありますが、マグネット本舗クルピタでは基本反射仕様をご希望の場合は塩ビステッカータイプでのご案内となります。
切り文字シートの反射仕様はカッティングが難しく文字など細かい表現を行う事が出来ません。詳しい反射の仕様の違いについては[反射するマグネットシート]のページをご覧ください!

反射素材の印刷

反射タイプのマグネット(ステッカー印刷も)は車に表現する場合、取付には一部規定がございます。具体的には車前面に「赤色の反射シート」の貼り付け、同様に車後方に「白色の反射シート」の貼り付けの禁止 などがございます。これら「道路運送車両の保安基準」を守ってご使用下さい。

お問合せ方法

マグネットシートや印刷の事などお気軽にご質問ください!

印刷の小噺

インクジェット印刷とは

デジタルデータをプリンターから直接インクを噴射して印刷するインクジェット印刷です。インクジェット印刷の大きな利点としてはデジタルデータを直接印刷するので製版が不要で小ロットの印刷が得意な事です。俗にいう[オンデマンド印刷]にあたります(納期が早くて・小ロットで対応可能な印刷方法)
また、写真やイラスト、グラデーション表現などのフルカラー印刷がとても綺麗に表現可能。これも看板作成にとても需要な要素です!

もちろんプリンター自体の能力によって色の再現度は異なります。家庭用のプリンターは4色インクが主流で一部綺麗な印刷が出来るタイプで6色以上が多いですが当店のマグネット看板用のプリンターは屋外用の10色印刷でめちゃくちゃ色の発色が綺麗です!

インクジェット印刷

インクの種類

ひとえにインクジェット印刷といっても多種多様な種類があります。インクジェットプリンターは家庭用から商業まで幅広く使用されおり、印刷できる素材はインクの種類によって異なります。[紙]素材への印刷だけでなく布やポリエステル素材、インクの種類によってはプラスチックや鉄・木など様々な物に印刷が可能です。
大きなインクの違いとしてあげられるのが[顔料]と[染料]です。この顔料・染料がどのような溶媒に溶けているかで【溶剤インク】【水性インク】【ラテックスインク】などに分かれて分類されていきます。用途に合わせて使えるインクの主要な種類をご紹介。

水性インク

染料や顔料などの着色剤を[水]に溶かしたインクが水性インクです。インク自体がメディアに浸透し、水分が蒸発する事でインクが定着します。なので水が浸透する素材に印刷する事ができます。水に溶かすので溶剤系インクに比べて環境に優しく匂いなども少ない特徴があります。ただ、インクが乾くのに時間がかかる事と水が浸透しない金属やプラスチックなどに印刷する事は出来ません。[染料]タイプは高解像度で鮮やかな印刷が可能です

溶剤インク

着色剤(主に顔料)を[有機溶剤(他の物質を溶かす液体)]で溶かしたインクが溶剤インクと呼びます。水性インクと違いメディア表面を溶かしてインクを浸透させ、印刷後溶剤が乾燥して着色剤が定着するのでインクが浸透しない物に印刷が可能です。更に溶剤インクは耐候性や擦過性(雨風や日光、こすれに強い!)に優れているので色褪せも少なく、塩ビステッカーやターポリン・反射素材などに印刷し、屋外で使用する看板広告で広く使われています。
難点は溶剤が揮発する際に特有の強い匂いが出る事、また揮発には“揮発性有機化合物”が含まれる為環境への負担が大きい事です。溶剤インクジェットプリンタは主に業務用で家庭用としてはあまり販売されていません。

ラテックスインク

ラテックスインクとは水性インクと溶剤インクの利点を併せ持つインクです。顔料を溶剤では無く、樹脂(ラテックス)とともに水に分散させたインクで、印刷の際加熱する事で樹脂を溶解し塗膜を形成し顔料が定着します。ラテックスが顔料を保護するので耐水性・耐候性・耐擦過性がとても高く、溶剤インクのように有害物質の排出量が少ない為環境にも優しいインク。また、ラテックスが硬化するので塩ビや布・フィルムなど様々なメディアに対応可能!
プリンター自体に加熱機能が付いているのでインクが乾燥する時間を必要としないので印刷時間は短いですが樹脂を硬化乾燥させる際に高温を当てる必要がある為、熱への影響が出やすいメディアへの印刷は苦手です。

UVインク

UVインクとは紫外線を照射する事によってインクが液状から硬化し定着する速乾性のインクです。溶剤インクとは異なりメディアの表面で硬化する為インクが浸透しない金属やプラスチック、アクリルやガラスなどの多様な素材に印刷可能です。インクが硬化するので印刷自体にインクで厚みで立体的な表現する事ができます。また、揮発するのではないので“揮発性有機化合物”は発生しないので環境に優しい印刷となります。
どんなメディアにも印刷可能なのでアクリルキーホルダーやコップなどの小物などノベルティグッズなど幅広い用途で利用されています。ただ、インク自体は硬化するので耐摩擦性などは高いですが、雨などの水分が当たると硬化したインクとメディアの間に入り込みインクがメディアから剥がれ落ちるので屋外の使用には向いていません。

昇華インク

昇華インクとは、インクに熱を加えることでインクを気化[昇華現象]させてポリエステル素材の繊維にインクを染み込むように定着させるインクです。気化したインクを繊維の中に染み込ませるので印刷がひび割れたり、剥がれたいしにくく布自体を洗濯しても落ちにくいのでTシャツやユニフォーム、のぼり旗やタペストリーなどのファブリック製品に使われます。繊維に染み込む印刷ですがインク自体は化学繊維にのみ反応する為、綿や麻など自然素材にはプリントが出来ません。

産業廃棄物収集運搬車両
産廃車両
介護福祉輸送車両
介護・福祉車両
災害支援マグネット[反射]
災害支援
宣伝広告マグネットシート[カット有]
自由カット
防犯パトロールマグネット
防犯パトロール
訪問診療・歯科マグネット
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放課後等デイサービス
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