印刷物を汚れや色褪せから守ってくれるラミネート加工。ひとえにラミネート加工といっても様々な種類と加工方法によって違いがあります。加工による違いや効果などをご紹介。

ラミネートとは
印刷物全般で良く聞く『ラミネート』。実は同じラミネートでも色々な種類があります。
一般的に多くの人が馴染みあるラミネートの違いとして「ホットラミネート」と「コールドラミネート」の2種類があります。
ラミネートと言うと「ホットラミネーター」が家庭用として量販店やホームセンターでも売っているので馴染み深い人が多いのではないでしょうか?
でも、このホットラミネーターは正確には『パウチ加工』と言い、印刷業界でよく使われる『ラミネート加工』とは別物です。

印刷業界でよく使われるラミネート加工は一般的にコールドラミネートといい印刷面(片面)だけを保護して使うラミネート加工です。片面だけの加工なので裏面がそのまま使えるのでステッカーのような裏面が粘着素材でもしっかりとシートの特性を守りつつ印刷物を守る事ができるのです。

また、この他にもリキッドラミネートやドライラミネート、ノンソルラミネートなど様々なラミネート方法がありますが今回は看板印刷に焦点を当ててホットラミネートとコールドラミネートについてご紹介!
ラミネート加工とパウチ加工の違い
ホットラミネートとコールドラミネートですがラミネートフィルを印刷物に施工する事で“印刷物を保護する”という目的は同じです。
結論から言うと大きな違いとしては[片面か両面][施工の方法][施工後の厚み・見た目]に違いがあります。
ホットラミネート(パウチ加工)
ホットラミネートとは“ホット”とあるように90℃~160℃の熱を加えながらラミネートフィルムをメディアに圧着させていく加工法です。
ホットラミネートは基本印刷物の表と裏をフィルムで挟んだ状態で、熱によって圧着します。その際フィルム内側が熱によって溶ける糊となっているので溶けだした粘着が印刷物を両面から密着していきます。
ただ、粘着はそれほど強くない為、ラミネートは印刷メディアぴったりサイズではなく、外側に数ミリ程度のミミが必要となります。
素材はPET素材なので熱を加えて加工することでラミネート素材は硬くなります。厚みのあるラミネートで加工した場合、両面で挟んでいる事もあり下敷きのような硬さにもなります。

特徴とメリット
| 高い耐久性 | 水濡れや汚れに強く、PET素材なので長くメディアを守る |
| しっかりした硬さ | ラミネート素材が固く両面から挟んでいるので折れや曲がりにも強い |
| 安い・簡単 | 広く普及している事もあって安価で誰でも簡単に加工できる |
注意点とデメリット
| 素材を選ぶ | 熱に弱いメディアには加工出来ない。(感熱紙・熱で消えるインク・写真も熱に弱い) |
| 周囲に耳が必要 | メディアぴったりには加工できず、周囲に数ミリの透明なミミが必要です |
主な用途
- レストランのメニュー表(特に季節商品などラミネートが安価にできるので短期間利用でも使いやすい!)
- 掲示案内やポスター(水にも強いので普通紙の告知でも簡単に屋外で使える!)
- IDカードや会員証(両側から加工してある事と下敷き程度の硬さのおかげで使いやすい)
- 学校の教材保護(使いまわしをしても長く使える保護力と手軽さがポイント)
コールドラミネート(ラミネート加工)
コールドラミネートは片面が粘着があるシール状のフィルムで施工の際にはメディアに均一にかつ、強い圧力をかける必要があるのでローラー式のラミネート機で施工するのが一般的です。
表面からフィルムを貼るので裏面へは耐水性や耐候性ありません。
なので、基本的に合成紙(ポリプロピレン)、PET、塩ビ(PVC)などの樹脂素材の用紙に施工する事が多く、これらの用紙には耐水性があるので長期的に見るとホットラミネートよりも耐久性が高くなるので屋外用看板に重宝されています。なので耐水性の低い普通紙などの紙素材では片面のみを保護しているコールドラミネートでは水を防ぐ事が出来ません。

ただ、片面のみの施工だからこそ糊付きのメディアにも施工可能でステッカー素材にも使える事と、コールドラミネートは加工後に素材の硬さがほとんど変わらず柔らかいのが特徴です。
この特性から印刷した屋外用ステッカーをパネルや窓などの素材に貼る事でき屋外用看板に多く使われています。
この柔らかく、片面のみの加工のおかげでステッカーなどに利用できるコールドラミネートで作った[水に強いステッカー]に[印刷した物]を[色褪せから守り][汚れや擦れから守る]シートは屋外で使うマグネットシート看板とはとても相性が良くとても重要です!
もちろんマグネット本舗クルピタではこのラミネートの質もとても大切にしているので素材選びにも余念がありません!!
特徴とメリット
| 熱を使わない | 熱によって変形や変色するメディアでも使える(塩ビや合成紙でもOK |
| 屋外に強い | UVカット効果はもちろん雨や汚れにも強いので屋外看板などの長期掲示に最適。 |
| 柔軟性 | 加工後も素材の柔らかさが損なわれず、片面加工なので元メディアのシール加工などそのまま利用可能。 |
| 仕上がりが綺麗 | 看板広告に重要な見た目が綺麗!周囲に余白もないのでデザイン性を損なわずステッカーやパネルなども綺麗な仕上がり。 |
| 質感の多様性 | 光沢のあるグロスラミネートや反射を防ぐマットラミネートなど用途に合わせた質感を選ぶ事が出来る。 |
注意点とデメリット
| 施工が難しい | ホットラミネートと比べて、ゴミの混入による気泡やシワが発生しやすく作業にコツや技術が要るので一般向けでは無い。 |
| 機材が必要 | 頑張れば手作業でも可能ですが、一般的には専用の大型ローラーなどの機材が必要でホットラミネートよりも設備コストが必要となります。 |
| 完全密封では無い | 基本、片面貼りの為、メディアの完全密封ではないのでメディア自体が普通紙などの水などが浸み込む素材は屋外では使えない。 |
主な用途
- 屋外看板広告(UVカット効果が高いので日光による色褪せや雨風から印刷物を守る)
- シール・ステッカー(ラミネートによる艶出し効果や擦れなどからもしっかり保護)
- ポスター・チラシ(ミミなどの余白も無く、出力サイズピッタリなので綺麗な仕上がり)
まとめ
同じラミネートでもコールドラミネートとホットラミネートの違いで使用目的によって使い分けるのが大切です!
屋内でお店のメニュー表の保護をするならホットラミネートがオススメですし、ポスターなどの大判で見栄えが大切な物や屋外で使用する耐久性や耐水性が必要なステッカー・ポスター、看板などはコールドラミネートがオススメです。
当店のフルカラー印刷タイプのマグネットシート看板や販促マグネットも屋外でも使えるコールドラミネート加工が標準装備(無料)で安心してご使用いただけます!




